旅する大地について

「旅する大地」とは

「旅する大地」は、自然資源の活用を通して、森とまちをつなぐ取り組みです。

山林や農地などから発生し、通常ゴミとして廃棄される副産物(バーク・刈草など)を良質な土壌改良材として再資源化します。これを公園や庭などの緑地に供給することで、環境的にも経済的にも実りある仕組みを創り上げる事業です。

背景にある課題

手入れの行き届いていない人工林現在、日本の山林の木材自給率は20%程度です。
管理する担い手もなく荒れ放題な山が増えており、整備された森林でも、雨などにより年間2t/haもの土砂が流出していて、地力が著しく低下しています。

同様に、農地や公園などの緑地環境でも土砂が減少し地力も低下しています。
さらに未完熟堆肥や化学肥料などの多用により、深刻な土地全体の劣化を引き起こしています。

一方で、土づくりの大事な資源である落ち葉や剪定枝などは、ほとんど有効活用されていません。山林や農地・公園緑地でゴミとして集められ、焼却されているのが現状です。

事業内容について

事業イメージ「旅する大地」では、造園工事や農業、ガーデニングなどで使用する「培養土(堆肥)」や「有機マルチ材」などの生産・販売を通して、緑地環境全体の地力を上げると共に、山林や農地を含めた地域と産業(林業・農業) 活性の一端を担います。

また、商品の生産地である山間地域や農地をめぐるアウトドア・イベントを開催し、森とまちをつなぐ地域間交流を生み出します。

プロジェクトチーム

ウチダケイスケ

ウチダケイスケ

「ミドリカフェ」代表。

造園コンサルタントを経て、都市部におけるエコでスローなライフスタイルを提案する「ミドリカフェ」を2007年にオープン。

無化学肥料・無農薬でつくる菜園や庭づくりの設計デザインを行うほか、緑化事業のコーディ ネート、ガーデニング雑貨やタネ苗の販売、オーガニックな飲食メニューを提供する。

兵庫県立淡路景観園芸学校インストラクター。

窓を開ける。深呼吸をする。森の香りが漂う。目を閉じれば、遥か先に山が見える。

山から贈られて来たのは、地球の恵みをブレンドした天然の土。落ち葉や小枝、草、微生物、菌など。彼らが時間をかけて創り上げた、地球の記憶そのもの。そこには安らぎと、ぬくもりと、懐かしさがある。ふわふわで、ふかふかで、あたたかい。

でも街では、それらはゴミとして捨てられ、燃やされ、灰になって消えて行く。

僕たちは忘れてしまっている。そんな土の中には、何億もの数の生き物たちが棲んでいる。土をきれいにする掃除屋さんとして。あるいは植物に栄養を提供する料理人として。僕たちの足下を、そして生活を支えていることを。

自然界に無駄はない。あるのは、宝物だけ。だから無駄なものは足さない。
彼らとともに、手を携えて生きて行く。